こんにちは!埼玉県県民の森です。
ゴールデンウィーク初日の今日は、朝から一日中曇り空でしたが、たくさんの方が園内に足を運んでくださいました🌿 今日は、足元で次々と咲き始めた4種類のスミレたちのお話と、園内のトイレ徹底清掃の続報、そしてご来園のみなさまとのうれしい出会いについて、まとめてお届けします。
林床に4種のスミレが咲きそろいました



ふと足元に目を落とすと、落ち葉の隙間から小さな花が顔を出している季節になりました。 今、園内ではタチツボスミレ・アリアケスミレ・アカネスミレ・ニオイタチツボスミレの4種が、それぞれの個性で咲きそろっています。同じ「スミレ」の仲間でも、花の色や形、葉のかたち、香りまで、よく見ると一つひとつ違うのがおもしろいところです🌸
1. タチツボスミレ(立坪菫)
園内でいちばん広く見られる、もっともポピュラーなスミレ。淡い紫の花と、丸みのあるハート型の葉が特徴で、林道沿いや明るい林床で群れるように咲いています。
花言葉は「つつましい幸福」「小さな幸せ」。 華やかに主張するわけではなく、春の空気にそっと紛れるように咲く姿から生まれた言葉と言われます。散歩道の足元でこの花にふっと気づいた瞬間の、胸のあたりが少しだけ明るくなる感じ──まさに「小さな幸せ」という表現がぴったりです。
2. アリアケスミレ(有明菫)
白を基調にした花弁に、紫色の細い筋が走るのが目印。花ごとに色合いが少しずつ違い、白に近いものから淡い紫がかったものまで、ひとつのまとまりの中でもグラデーションが楽しめます。
「アリアケ(有明)」という名前は、夜が明けて空が淡く白み始める「有明の空」に由来すると言われています。夜明けの空のような淡いグラデーションを思わせる花色と、スミレ全般に共通する「貞節」「愛」といった花言葉が重なって、「まだ何色にも染まっていない、まっさらな気持ち」を象徴する花として愛されています。
3. アカネスミレ(茜菫)
「茜(あかね)」の名のとおり、夕焼けや茜空を思わせる、ぐっと濃い赤紫色の花が印象的なスミレ。今回出会えた株は、ぎゅっと身を寄せ合うように咲いていて、思わず立ち止まって見入ってしまいました。
花言葉はスミレ全般に共通する「愛」「無邪気な恋」「謙虚」など。 他のスミレに比べてやや濃い花色には、控えめな姿の中にも心の奥に秘めた熱のようなものが感じられ、「夕焼けのように、短くても濃く輝く花」と評されることもあります。
4. ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)
その名の通り、近づくとふわりと甘い香りが漂うスミレです。タチツボスミレに似ていますが、花色がより濃く、中央の白とのコントラストがくっきりしているのが見分けポイント。
派手に香りを放つのではなく、しゃがみ込んで顔を近づけた人だけが気づく、控えめな香り。そのさりげなさから、「謙虚」「小さな幸せ」「愛」「無邪気な恋」といった花言葉が重ねられています。気づいた人だけが受け取れる、春の小さなプレゼントのような花です🌷
4種を並べてみると、春の感情のグラデーション
こうして4種を並べてみると、
- タチツボスミレ=日常そのものの小さな幸せ
- アリアケスミレ=清らかな始まり・純粋さ
- アカネスミレ=静かな情熱を秘めた愛情
- ニオイタチツボスミレ=ひそやかな香りとしての愛・小さな喜び
それぞれの花言葉が、まるで一つの「春の感情のグラデーション」を描いているようにも感じられます。同じ場所、同じ季節に、こんなにも違う表情を見せてくれるスミレたち。みなさまもぜひ、しゃがみ込んで一輪一輪の違いを味わってみてください。
トイレの徹底清掃、続けています🧽

このところ園内では、トイレの徹底清掃を継続的に行っています。長年にわたって染み付いた臭いを少しずつ取り除くため、ブラシと洗剤で目地の一本一本までていねいに磨き上げています。
園内には複数のトイレがありますが、まずは利用者の多いトイレから優先的に作業を進めています。目に見える汚れだけでなく、タイルの目地や壁の根元など、臭いの原因が残りやすい場所こそ手をかけるのが大切。地道な作業ですが、来園されるみなさまに少しでも気持ちよくお使いいただきたい一心で、コツコツと続けています。
GW初日のうれしい出会い
今日はゴールデンウィークの初日。あいにくの曇天でしたが、それを物ともせずたくさんの方が県民の森に来てくださいました☁️
- 芦ヶ久保駅から走って登ってきた、若手のトレイルランニングの方々
- 千葉県からはるばる足を運んでくださった、野鳥カメラマンのカップル
など、いろいろな方と楽しく情報交換をさせていただきました。野鳥の話、おすすめのコースの話、季節の花の話……。同じ自然を愛する方々とお話しする時間は、私たちにとっても大きな楽しみです🐦
そして、何よりうれしかったのが、来園された方からの
「ベンチやトイレが綺麗ですね」
というひとこと。 日々の地道な清掃や手入れに気づいてくださる方がいる、ということは、スタッフにとって本当に励みになります。これからも、目立たないところほどていねいに整えて、みなさまをお迎えしていきたいと思います。
園内を歩くときのおすすめ
- スミレ観察のおすすめは、晴れ間がのぞく時間帯。花の表情がぐっと明るくなります☀️
- 花は小さいので、しゃがんで目線を低くすると、4種それぞれの違いがよく分かります。
- 野鳥観察は、双眼鏡でそっと見守っていただけるとうれしいです。自然のままの姿で暮らし続けられるよう、一緒に見守っていきましょう。
- 園内の水道水は水質検査の状況により飲用に適さない場合がありますので、お飲み物はご持参ください。
GW期間中も、スタッフ一同、みなさまのご来園を楽しみにお待ちしております🌿 ぜひゆっくりと、春の県民の森をお散歩しにいらしてくださいね。






